各リソースはリソースグループに構成する必要があります。RGM は、同じグループのすべてのリソースを同じノード上でオンラインかオフライン (どちらか一方だけ) にします。RGM は、リソースグループをオンラインまたはオフラインにするときに、グループ内の個々のリソースに対してコールバックメソッドを呼び出します。
リソースグループが現在オンラインであるノードのことを主ノードと呼びます。リソースグループは、自分の主ノードによってマスター (制御) されます。各リソースグループは、クラスタ管理者が設定した独自の Nodelist プロパティを持っており、この Nodelist プロパティがリソースグループのすべての潜在的な主ノード (つまり、マスター) を識別します。
リソースグループはまた、プロパティセットも持っています。このようなプロパティには、クラスタ管理者が設定できる構成プロパティや、RGM が設定してリソースグループのアクティブな状態を反映する動的プロパティが含まれます。
RGM は 2 種類のリソースグループ、フェイルオーバー (failover) とスケーラブル (scalable) を定義します。フェイルオーバーリソースグループは、同時に 1 つのノード上だけでオンラインになることができます。一方、スケーラブルリソースグループは、同時に複数のノード上でオンラインになることができます。RGM は、各種類のリソースグループを作成するためのプロパティセットを提供します。このようなプロパティについての詳細は、「フェイルオーバーリソースの実装」 と 「スケーラブルリソースの実装」 を参照してください。
リソースグループのプロパティのリストについては、表 A-3 を参照してください。