Sun Cluster 3.0 12/01 データサービス開発ガイド

リソースの初期化と終了

RGM は、3 つの任意のメソッド INITFINIBOOT を使用し、リソース上で初期化と終了コードを実行できます。リソースを管理下に置くとき (リソースが属しているリソースグループを管理していない状態から管理している状態に切り替えるとき、または、すでに管理されているリソースグループでリソースを作成するとき)、RGM は INIT メソッドを呼び出して、一度だけリソースの初期化を実行します。

リソースを管理下から外すとき (リソースが属しているリソースグループを管理していない状態に切り替えるとき、または、すでに管理されているリソースグループからリソースを削除するとき)、RGM は FINI を呼び出して、リソースをクリーンアップします。クリーンアップは呼び出し回数に依存しない必要があります。つまり、すでにクリーンアップが行われている場合、FINI は 0 (成功) で終了する必要があります。

RGM は、新たにクラスタに結合した、つまり、起動または再起動されたノード上で、BOOT メソッドを呼び出します。

BOOT メソッドは、通常、INIT と同じ初期化を実行します。この初期化は呼び出し回数に依存しない必要があります。つまり、ローカルノード上ですでにリソースが初期化されている場合、BOOTINIT は 0 (成功) で終了する必要があります。