各クラスタノードで次の手順を実行します。
各クラスタのノードのスーパーユーザーになります。
各アプリケーションをアップグレードし、必要に応じてアプリケーション用のパッチを適用します。
インストール方法については、各アプリケーションのマニュアルを参照してください。
アプリケーションが共有ディスクに格納されている場合は、アプリケーションをアップグレードする前に、関連するディスクグループをマスターして、関連するファイルシステムを手作業でマウントする必要があります。
データサービスを追加します。
ノードの CD-ROM ドライブに Sun Cluster 3.0 Agents 12/01 CD-ROM を挿入します。
scinstall(1M) ユーティリティーを起動します。
# scinstall |
対話形式の scinstall ユーティリティーを使用するときは、次のガイドラインに従ってください。
対話形式の scinstall では先打ち入力が可能です。したがって、次のメニュー画面がすぐに表示されなくても、何度も Return キーを押さないでください。
特に指定のある場合以外は、Control-D キーを押すと、関連のある一連の質問の最初か、メインメニューに戻ります。
データサービスを追加するには、4 (Add support for a new data service to this cluster node) を入力します。
プロンプトに従ってデータサービスを追加します。
CD-ROM を取り出します。
Sun Cluster データサービス用のパッチをインストールします。
パッチの入手方法とインストール方法については、『Sun Cluster 3.0 12/01 ご使用にあたって』を参照してください。
Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアにアップグレードする 2 番目のノードを停止します。
phys-schost-2# shutdown -g0 -y -i0 |
2 つ目のノードは、最初にインストールされたノードが再起動するまで停止したままにしておきます。
クラスタに最初にインストールされたノードを再起動します。
最初にインストールされたノードを再起動する前に、2 つ目のノードが停止していることを確認してください。停止していない状態でこの操作を行うと、定足数投票がまだ割り当てられていないため、2 つ目のノードはパニック状態になります。
phys-schost-1# shutdown -g0 -y -i6 |
最初にインストールされたノードが完全に起動した後、2 つ目のノードを起動します。
ok boot |
両方のノードが再起動したら、両方のノードがクラスタメンバーになっていることをいずれかのノードで確認します。
-- Cluster Nodes -- Node name Status --------- ------ Cluster node: phys-schost-1 Online Cluster node: phys-schost-2 Online |
クラスタ状態の表示方法の詳細については、scstat(1M) のマニュアルページを参照してください。
定足数デバイスを割り当て、アップグレードを終了します。