Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアのインストール

追加のパブリックネットワークアダプタを構成する

クラスタ内のノードが複数のパブリックサブネットに接続されている場合、2 番目のサブネット用の追加のパブリックネットワークアダプタを構成できます。この作業は必要に応じて行ってください。


注 -

プライベートネットワークアダプタではなく、パブリックネットワークアダプタだけを構成します。


  1. Sun Cluster 3.0 U1 ご使用にあたって』の「パブリックネットワークのワークシート」に必要事項を記入したものを用意します。

  2. 追加のパブリックネットワークアダプタ用に構成されているノードでスーパーユーザーになります。

  3. /etc/hostnameadapter という名前のファイルを作成します。adapter にはアダプタの名前を指定します。


    注 -

    各 NAFO グループでは、グループ内の 1 つのアダプタに対してだけ /etc/hostname.adapter ファイルが存在する必要があります。


  4. パブリックネットワークアダプタの IP アドレスのホスト名を /etc/hostname adapterファイルに入力します。

    たとえば、次のコマンドを実行すると、アダプタ hme3 のファイル /etc/hostname.hme3 の内容が表示され、ホスト名 phys-schost-1 が含まれていることが分かります。


    # vi /etc/hostname.hme3
    phys-schost-1 

  5. 各クラスタノードで、/etc/inet/hosts ファイルに、パブリックネットワークアダプタに割り当てられている IP アドレスとその対応ホスト名が含まれることを確認します。

    たとえば、次は、phys-schost-1 のエントリの例です。


    # vi /etc/inet/hosts
    ...
    192.29.75.101 phys-schost-1
    ...


    注 -

    ネームサービスを使用する場合は、この情報がネームサービスデータベースにも存在している必要があります。


  6. 各クラスタノードで、アダプタをオンに設定します。


    # ifconfig adapter plumb
    # ifconfig adapter hostname netmask + broadcast + -trailers up
    

  7. アダプタが正しく構成されていることを確認します。


    # ifconfig adapter
    

    出力には、アダプタの正しい IP アドレスが含まれています。

  8. PNM の構成と NAFO グループの設定を行います。

    「パブリックネットワーク管理 (PNM) を構成する」に進みます。

    Resource Group Manager (RGM) で管理する各パブリックネットワークアダプタは、NAFO グループに属している必要があります。