各ノードで次の作業を行います。
クラスタノードのスーパーユーザーになります。
/etc/inet/ntp.conf ファイルを編集します。
scinstall(1M) コマンドは、標準的なクラスタインストールの一部として、テンプレートファイル ntp.cluster を /etc/inet/ntp.conf にコピーします。ただし、Sun Cluster ソフトウェアをインストールする前に ntp.conf ファイルがすでに存在している場合は、既存のファイルは変更されません。pkgadd(1M) を直接使用するなど、その他の方法でクラスタパッケージをインストールした場合は、NTP の構成が必要です。
クラスタで使用されていないすべてのプライベートホスト名を削除します。
存在しないプライベートホスト名が ntp.conf ファイルに含まれている場合、ノードを再起動したときにそれらのプライベートホスト名に接続しようとすると、エラーメッセージが表示されます。
Sun Cluster ソフトウェアのインストール後にプライベートホスト名を変更した場合は、各ファイルのエントリを新しいプライベートホスト名に更新します。
必要に応じて、NTP の必要条件を満たすようにその他の変更を加えます。
クラスタ内で NTP や時刻同期機能を構成する際の第一の必要条件は、すべてのクラスタノードを同じ時刻に同期させることです。ノード間の時刻の同期に続き、個々のノードの時間の精度を考慮します。NTP は、この基本的な同期必要条件を満たしている限り、目的に合わせて自由に構成できます。
クラスタの時刻の詳細については『Sun Cluster 3.0 12/01 の概念』を参照してください。NTP を Sun Cluster 構成用に構成する場合のガイドラインについては ntp.cluster テンプレートを参照してください。
NTP デーモンを再起動します。
# /etc/init.d/xntpd stop # /etc/init.d/xntpd start |
Sun Management Center を使用し、リソースグループの構成やクラスタの監視を行うかどうかを決定します。
使用する場合は、「Sun Management Center 用の Sun Cluster モジュールのインストール」に進みます。
使用しない場合は、サン以外のアプリケーションのインストール、リソースタイプの登録、リソースグループの設定、データサービスの構成をそれぞれ行ってください。アプリケーションソフトウェアに付属のマニュアルと『Sun Cluster 3.0 12/01 データサービスのインストールと構成』を参照してください。