Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアのインストール

IP アドレス

クラスタ構成によっては、Sun Cluster のさまざまなコンポーネントに多数の IP アドレスを設定する必要があります。クラスタ構成内の各ノードにはパブリックサブネットの同じセットとのパブリックネットワーク接続が少なくとも 1 つ必要です。

次の表に、IP アドレスの割り当てが必要なコンポーネントの一覧を示します。使用する任意のネームサービスにこれらの IP アドレスを追加してください。また、Solaris ソフトウェアをインストールした後で、各クラスタノードのローカル /etc/inet/hosts ファイルにもこれらの IP アドレスを追加します。

表 1-3 IP アドレスを使用する Sun Cluster コンポーネント

コンポーネント 

必要な IP アドレス 

管理コンソール 

サブネットあたり 1 つ 

クラスタノード 

ノードおよびサブネットごとに 1 つずつ 

コンソールアクセスデバイス 

論理アドレス 

論理ホストリソースおよびサブネットあたり 1 つずつ 

コンソールアクセスデバイス

すべてのクラスタノードへのコンソールアクセスが必要です。Cluster Control Panel (CCP) ソフトウェアを管理コンソールにインストールする場合、クラスタノードと通信するために使用されるコンソールアクセスデバイスのホスト名を提供する必要があります。管理コンソールとクラスタノードコンソール間の通信には、端末集配信装置 (コンセントレータ) を使用します。Sun Enterprise E10000 サーバーは、端末集配信装置の代わりにシステムサービスプロセッサ (SSP) を使用します。 Sun FireTM サーバーはシステムコントローラを使用します。 コンソールアクセスの詳細については、『Sun Cluster 3.0 12/01 の概念』を参照してください。

論理アドレス

論理アドレスを使用する各データサービスリソースグループには、論理アドレスへのアクセス元となる各パブリックネットワークに指定されているホスト名を設定する必要があります。リソースグループの計画に関する情報とワークシートについては、『Sun Cluster 3.0 12/01 データサービスのインストールと構成』を参照してください。データサービスとリソースの詳細については、『Sun Cluster 3.0 12/01 の概念』も参照してください。