この手順を実行するには、構成に関する次の情報が必要になります。
サーバーのルートディレクトリ (アプリケーションバイナリへのパス)。バイナリは、ローカルディスクまたはクラスタファイルシステムにインストールできます。これらの場所にインストールした場合の長所と短所については、「アプリケーションバイナリの格納先の決定」を参照してください。
データサービスへのアクセスにクライアントが使用する論理ホスト名 (フェイルオーバーサービスの場合) または共有アドレス (スケーラブルサービスの場合)。これらのアドレスを構成し、オンラインにしなければなりません。
Sun Cluster HA for iPlanet Web Server サービスと別の HTTP サーバーを実行しており、これらが同じネットワークリソースを使用している場合は、それぞれ異なるポートで待機するように構成してください。異なるポートで待機するように構成しないと、2 つのサーバーの間でポートの衝突が発生します。
クラスタメンバーでスーパーユーザーになります。
CD の iPlanet インストールディレクトリから setup コマンドを実行します。
プロンプトが表示されたら、iPlanet サーバーバイナリをインストールする場所を入力します。
インストール場所には、クラスタファイルシステム上またはローカルディスク上の場所を指定します。ローカルディスクにインストールする場合は、次の手順で指定するネットワークリソース (論理ホスト名または共有アドレス) の潜在的主ノードになるすべてのクラスタノード上で setup コマンドを実行してください。
マシン名の入力が求められたら、iPlanet サーバーが依存する論理ホスト名と適切な DNS ドメイン名を入力します。
完全な論理ホスト名は、network-resource.domainname の形式になります (例: schost-1.sun.com)。
Sun Cluster HA for iPlanet Web Server が正しくフェイルオーバーするには、マシン名の入力を求められたときには、常に、物理ホスト名ではなく、論理ホスト名または共有アドレスリソース名のいずれかを使用する必要があります。
問い合わせが表示されたら、「Run admin server as root」を選択します。
iPlanet インストールスクリプトが管理サーバー用として選択するポート番号を書き留めてください。あとで管理サーバーを使用して iPlanet Web サーバーのインスタンスを構成する時に、このデフォルト値を使用したい場合があるかもしれません。デフォルト値を使用しない場合は、別のポート番号を指定することもできます。
問い合わせが表示されたら、サーバー管理者 ID とパスワードを入力します。
システムのガイドラインに従います。
管理サーバーが起動されることを示すメッセージが表示されたら、構成の準備は完了です。
Web サーバーを構成する場合は、以下の節の 1 つを参照してください。
Web サーバーのセキュアインスタンス (セキュリティ保護されたインスタンス) を構成する場合は、使用中の iPlanet Web Server のバージョンを確認したあとで以下の節の 1 つを参照してください。
「iPlanet Web Server (iPlanet Web Server 5.0) のセキュアインスタンスを設定する」
「iPlanet Web Server (iPlanet Web Server 6.0) のセキュアインスタンスを設定する」
Web サーバーの非セキュア (セキュリティ保護されない) インスタンスを構成するには、次の節を参照してください。