アプリケーションソフトウェアおよびアプリケーション構成ファイルは、次のいずれかの場所にインストールできます。
各クラスタノードのローカルディスク - ソフトウェアと構成ファイルを個々のクラスタノードに配置すると、次のようなメリットが得られます。あとでアプリケーションを更新する場合に、サービスを停止することなく実施できます。
ただし、ソフトウェアや構成ファイルの異なるコピーが存在するため、保守や管理をするファイルが増えるという欠点があります。
クラスタファイルシステム - アプリケーションバイナリをクラスタファイルシステムに格納した場合、保守や管理をするコピーが 1 つだけになります。しかし、アプリケーションソフトウェアをアップグレードするには、クラスタ全体でデータサービスを停止する必要があります。アップグレード時に多少の時間停止できるようであれば、アプリケーションおよび構成ファイルの 1 つのコピーをクラスタファイルシステムに格納するようにしてください。
クラスタファイルシステムの作成については、『Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアのインストール』の計画に関する章を参照してください。