Sun Cluster 3.0 12/01 のシステム管理

Sun Management Center の概要

Sun Management CenterTM (旧名称: Sun Enterprise SyMONTM) 用の Sun Cluster 提供モジュールの GUI コンソールを使用すると、クラスタリソース、リソースタイプ、リソースグループをグラフィカルに表示できます。また、構成の変更を監視したり、クラスタコンポーネントの状態を検査したりできます。ただし、Sun Management Center 用の Sun Cluster 提供モジュールは現在、Sun Cluster のすべての管理作業を行えるわけではありません。一部の作業には、コマンド行インタフェースを使用する必要があります。詳細については、第 1 章「コマンド行インタフェース」を参照してください。

Sun Management Center 用の Sun Cluster モジュールをインストールおよび起動する方法、および Sun Cluster モジュールに付属しているクラスタ固有のオンラインヘルプを表示する方法については、『Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアのインストール』を参照してください。

Sun Management Center 用の Sun Cluster モジュールは Simple Network Management Protocol (SNMP) に準拠しています。したがって、SNMP に基づくサン以外の管理ステーションは、Sun Cluster が作成する管理情報ベース (MIB) をデータ定義として使用できます。

Sun Cluster MIB ファイルはクラスタノード上の $BASEDIR/SUNWsymon/modules/cfg 内にあります。

Sun Cluster の MIB ファイルは、モデル化された Sun Cluster データの ASN.1 仕様です。この仕様は、Sun Management Center のすべての MIB で使用される仕様と同じです。Sun Cluster MIB を使用する方法については、『Sun Management Center 3.0 Software User's Guide』の付録 B「SNMP MIBs for Sun Management Center Modules」に説明されている Sun Management Center 以外の MIB を使用する手順を参照してください。