Sun Cluster 3.0 12/01 のシステム管理

RBAC 認証を持つ新しいユーザーアカウントを作成する

root 以外の新しいユーザーアカウントに、SunPlex Manager 経由でクラスタ全体にアクセできる root アクセス権を与えるには、クラスタ内のすべてのノード上でそのアカウントを作成します。


注 -

root 以外のユーザーアカウントに RBAC 認証を割り当てると、そのユーザーアカウントは、通常であれば root にしか行えない管理アクションを実施できるようになります。


  1. クラスタ内の任意のノード上でスーパーユーザーになります。

  2. 新しいユーザーアカウントを作成します。


    # useradd -d dir -A solaris.cluster.admin login
    

    -d dir

    新しいユーザーのホームディレクトリを指定する

    -A solaris.cluster.admin

    solaris.cluster.admin 認証を新しいユーザーアカウントに割り当てます。

    login

    新しいユーザーアカウントの名前 (ユーザー名) です。


    注 -

    ユーザー名は固有でなければならず、ローカルマシン上にもネットワークネームサービス内にも存在してはなりません。


    ユーザーアカウントを作成する方法の詳細については、useradd(1M) のマニュアルページを参照してください。

  3. クラスタ内の各ノード上で、パスワードを設定します。


    # passwd login
    


    注 -

    このアカウント用のパスワードは、クラスタ内のすべてのノード上で同じである必要があります。


  4. SunPlex Manager に root ユーザーとしてログインする場合は、ブラウザを完全に終了して、再起動します。

  5. クラスタ内のノードの 1 つに接続します。

  6. 新しいログイン名 (ユーザー名) とパスワードを入力して、SunPlex Manager にアクセスします。