Sun Cluster 3.0 12/01 のシステム管理

クラスタノードを認証ノードリストに追加する

既存のクラスタにマシンを追加する前に、プライベートクラスタインターコネクトとの物理的な接続が正確に行われているかなど、必要なとハードウェアがすべて正確にノードにインストールおよび構成されていることを確認してください。

ハードウェアの設置については、『Sun Cluster 3.0 12/01 Hardware Guide』または使用するサーバーに付属しているマニュアルを参照してください。

この手順によって、マシンは自分自身をクラスタ内にインストールします。つまり、自分のノード名を当該クラスタの認証ノードリストに追加します。

この手順を行うには、現在のクラスタメンバーノード上でスーパーユーザーになる必要があります。

  1. 「クラスタノードの追加と削除」の作業リストに示されているハードウェアの設置作業と構成作業がすべて正常に行われていることを確認します。

  2. scsetup(1M) ユーティリティーを実行します。


    # scsetup
    

    「Main Menu」が表示されます。

  3. 認証ノードリストを変更するには、「New Nodes Menu」で 3 を入力して、自分自身を追加するマシンの名前を指定します。

    指示に従って、ノードの名前をクラスタに追加します。追加するノードの名前がたずねられます。

  4. 「New Nodes Menu」にアクセスするには、「Main Menu」で 6 を入力します。

  5. 作業が正常に行われたことを確認します。

    作業が正常に行われた場合、scsetup ユーティリティーは「Command completed successfully」というメッセージを表示します。

  6. 新しいマシンをクラスタに追加できないように設定するには、「New Nodes Menu」で 1 を入力します。

    scsetup の指示に従います。このオプションを設定すると、クラスタは、新しいマシンが自分自身をクラスタに追加しようとするパブリックネットワーク経由の要求をすべて無視します。

  7. scsetup ユーティリティーを終了します。

  8. 新しいクラスタノード上でソフトウェアをインストールして構成します。

    新しいノードをインストールして構成するには、『Sun Cluster 3.0 12/01 ソフトウェアのインストール』に説明されているとおりに、scinstall または JumpStartTM のどちらかを使用します。

例 - クラスタノードの認証ノードリストへの追加

次に、ノード phys-schost-3 を既存のクラスタの認証ノードリストに追加する例を示します。


[スーパーユーザーになり、scsetup ユーティリティーを実行する]
# scsetup
Select New nodes>Specify the name of a machine which may add itself.
Answer the questions when prompted.
Verify that the scconf command completed successfully.
 
scconf -a -T node=phys-schost-3
 
    Command completed successfully.
Select Prevent any new machines from being added to the cluster.
Quit the scsetup New Nodes Menu and Main Menu.
[クラスタソフトウェアをインストールする]

次の作業

クラスタノードを追加する作業の概要については、表 6-2 の「作業マップ: クラスタノードの追加」を参照してください。

既存のリソースグループにノードを追加するには、『Sun Cluster 3.0 12/01 データサービスのインストールと構成』を参照してください。