Sun Cluster 3.0 12/01 のシステム管理

クラスタを停止する


注意 - 注意 -

クラスタノードを停止する場合は、クラスタコンソール上で send brk を使用してはなりません。この機能はクラスタ内ではサポートされていません。send brk を使用して ok プロンプトに go を入力し、再起動すると、ノードがパニックを発生します。


  1. Oracle(R) Parallel Server/Real Application Clusters が動作しているクラスタの場合、データベースのすべてのインスタンスを停止します。

    停止の手順については、Oracle Parallel Server/Real Application Clusters 製品のマニュアルを参照してください。

  2. クラスタ内の任意のノード上でスーパーユーザーになります。

  3. 直ちにクラスタを停止して OBP の状態にします。

    クラスタ内の 1 つのノードから、次のコマンドを入力します。


    # scshutdown -g0 -y
    

  4. すべてのノードが ok プロンプトの状態になったことを確認します。

    すべてのクラスタノードが ok プロンプトの状態になるまで、どのノードの電源も切らないでください。

  5. 必要であればノードの電源を切ります。

例-クラスタの停止

次に、正常なクラスタの動作を停止して、すべてのノードを ok プロンプトの状態にしたときのコンソールの出力例を示します。ここでは、-g 0 オプションで停止の猶予期間をゼロに設定し、-y で、確認プロンプトに対して自動的に yes と応答するよう指定しています。停止メッセージは、クラスタ内の他のノードのコンソールにも表示されます。


# scshutdown -g0 -y
May 2 10:08:46 phys-schost-1 cl_runtime: WARNING: CMM monitoring disabled.
phys-schost-1# 
INIT: New run level: 0
The system is coming down.  Please wait.
System services are now being stopped.
/etc/rc0.d/K05initrgm: Calling scswitch -S (evacuate)
The system is down.
syncing file systems... done
Program terminated
ok 

次の作業

「クラスタを起動する」を参照して、停止したクラスタを再起動します。