以下の情報は、このUpdate リリース以降のすべての更新に適用されます。
次の変更は、Sun Cluster 3.0 5/02 Update リリースから導入されます。この変更は、今回を含む Sun Cluster 3.0 ソフトウェアの今後のすべての Update リリースに適用されます。
iPlanet Directory Server は Solaris 9 オペレーティング環境にバンドルされています。Solaris 9 を使用している場合、Solaris 9 CD-ROM を使用して iPlanet Directory Server をインストールします。
iPlanet Directory Server パッケージをクラスタのすべてのノードにインストールします (インストールされていない場合)。
クラスタファイルシステム上で、すべてのディレクトリサーバーを保守したい場所を特定します (/global/nsldap など)。
必要であれば、保守用のファイルシステムとして異なるディレクトリも作成できます。
すべてのノード上で、/var/ds5 から当該ディレクトリへのリンクを作成します。/var/ds5 がすでにノード上に存在する場合、それを削除してからリンクを作成します。
# rmdir /var/ds5 # ln -s /global/nsldap /var/ds5 |
任意の 1 つのノード上で、ディレクトリサーバーを通常の方法で設定します。
# directoryserver setup |
このノード上では、リンク /usr/iplanet/ds5/slapd-instance-name が自動的に作成されます。その他のすべてのノード上では、リンクを手動で作成します。
次の例では、dixon-1 は Directory Server の名前です。
# ln -s /var/ds5/slapd-dixon-1 /usr/iplanet/ds5/slapd-dixon-1 |
setup コマンドがサーバー名を問い合わせたときは、論理ホスト名を指定します。
この手順は、フェイルオーバーが正しく機能するために必要です。
指定する論理ホストは、directoryserver setup コマンドを実行したノード上でオンラインである必要があります。これは、iPlanet Directory Server のインストールが終わって iPlanet Directory Server が自動的に起動したときに、論理ホストが当該ノード上でオフラインであると失敗してしまうためです。
論理ホスト名を問い合わせられたときは、当該コンピュータ名として論理ホスト名とドメインを一緒に指定します (phys-schost-1.example.com など)。
setup コマンドが完全なサーバー名を問い合わせたときは、ネットワークリソースに関連するホスト名を指定します。
iPlanet Directory Server Administrative Server として使用する IP アドレスを問い合わせられたときは、directoryserver setup を実行しているクラスタノードの IP アドレスを指定します。
インストールの一部として、iPlanet Directory Server Administrative Server を設定します。このサーバー用に指定する IP アドレスは、フェイルオーバーする論理ホスト名ではなく、物理クラスタノードの IP アドレスである必要があります。
ネットワークリソースを構成および有効にした後は、『Sun Cluster 3.0 12/01 データサービスのインストールと構成』の「iPlanet Directory Server を構成する」に進みます。