StorEdge 3900 または 6900 シリーズシステムに搭載された StorEdge T3+ アレイの論理ユニット番号 (LUN) の設定は、システムのメニュー方式のインタフェースまたはコマンド行インタフェースを使用してカスタマイズできます。StorEdge 3900 および 6900 シリーズシステムに搭載された StorEdge T3+ アレイの出荷時のデフォルト設定は、『Sun StorEdge 3900 and 6900 Series Reference Manual』に示されています。
StorEdge 6900 シリーズシステムの場合は、システムのメニュー方式のインタフェースまたはコマンド行インタフェースを使用してシステムに含まれる仮想化エンジンの仮想 LUN (VLUN) の設定をカスタマイズすることも可能です。StorEdge 6900 シリーズシステムに含まれる仮想化エンジンの出荷時のデフォルト設定は、『Sun StorEdge 3900 and 6900 Series Reference Manual』に示されています。
次に、StorEdge 3900 または 6900 システム内の StorEdge T3+ アレイに LUN (論理ボリューム) を設定する手順の概要を示します。
メニュー方式のインタフェースを使用している場合は、次の手順を実行してください。
記憶装置サービスプロセッサ (SSP) で、runsecfg コマンドを使用して Configuration Utilities を起動します。
メインメニューから T3+ Configuration Utility を選択します。
StorEdge T3+ アレイパスワードを入力するプロンプトが表示されたなら、そのパスワードを入力します。
サブメニューに従って操作を行い、StorEdge T3+ アレイを構成します。サブメニューの詳細は、『Sun StorEdge 3900 and 6900 Series Reference Manual』を参照してください。
コマンド行インタフェースを使用している場合は、次の手順を実行してください。
SSP で、StorEdge T3+ アレイパスワードを入力します (入力が求められた場合)。
SSP StorEdge T3+ アレイコマンドを使用してシステム内のアレイを構成します。コマンドの詳細は、『Sun StorEdge 3900 and 6900 Series Reference Manual』とマニュアルページを参照してください。
Sun StorEdge 6900 シリーズシステムの仮想化エンジンを利用すると、記憶装置エリアネットワーク (SAN) などの環境で StorEdge T3+ アレイの LUN を小さな仮想 LUN (VLUN) に分割して記憶装置利用を細かくカスタマイズできます。
次に、StorEdge 6900 システムの仮想化エンジンに VLUN を設定する手順の概要を示します。
メニュー方式のインタフェースを使用している場合は、次の手順を実行してください。
SSP で、runsecfg コマンドを使用して Configuration Utilities を起動します。
メインメニューで、VE Configuration Utility を選択します。
サブメニューに従って操作を行い、仮想エンジンを構成します。サブメニューの詳細は、『Sun StorEdge 3900 and 6900 Series Reference Manual』を参照してください。
VLUN を設定したあとで、任意のクラスタノードから scgdevs コマンドを使用して広域デバイス ID を更新します。
# scgdevs |
パートナーグループに接続されたノードの 1 つで、format コマンドを使用して新しい VLUN にラベルをつけます。
# format |
format コマンドの使用についての詳細は、このコマンドのマニュアルページを参照してください。
コマンド行インタフェースを使用している場合は、次の手順を実行してください。
SSP 仮想化エンジンコマンドを使用してシステム内の仮想化エンジンを構成します。詳細は、『Sun StorEdge 3900 and 6900 Series Reference Manual』とこれらのコマンドのマニュアルページを参照してください。
VLUN を設定したあとで、任意のクラスタノードから scgdevs コマンドを使用して広域デバイス ID を更新します。
# scgdevs |
パートナーグループに接続されたノードの 1 つで、format コマンドを使用して新しい VLUN にラベルをつけます。
# format |
format コマンドの使用についての詳細は、このコマンドのマニュアルページを参照してください。