フェイルオーバーアプリケーションサーバーの起動や停止を、このフェイルオーバーアプリケーションサーバーが動作する可能性があるすべてのノードでテストするには、次のようにします。
ネットワークリソースやアプリケーションサーバーリソースを収容するフェイルオーバーリソースグループを作成します。
# scrgadm -a -g sap-as-fo-resource-group |
SAP アプリケーションサーバーが動作する可能性があるノード群を選択する場合は、scrgadm コマンドの -h オプションを使用します。
# scrgadm -a -g sap-as-fo-resource-group [-h nodelist] |
ネームサービスデータベースに、使用するすべてのネットワーク資源が追加されているか確認します。
フェイルオーバーリソースグループにネットワークリソース (論理ホスト名) を追加します。
# scrgadm -a -L -g sap-as-fo-resource-group -l as-fo-logical-hostname [-n netiflist] |
リソースグループを有効にします。
scswitch(1M) コマンドを実行してリソースグループを管理状態とオンラインにします。
# scswitch -Z -g sap-as-of-resource-group |
アプリケーションサーバーリソースグループを含むクラスタメンバーにロングインします。
アプリケーションサーバーを手動で起動します。
論理ホスト名を使って SAP GUI を起動し、SAP の初期設定が正しく行なわれることを確認します。
アプリケーションサーバーを手動で停止します。
リソースグループを、アプリケーションサーバーが動作する可能性がある別のクラスタメンバーに切り替えます。
# scswitch -z -h node -g sap-as-fo-resource-group |
手順 5 から 手順 7 を繰り返し実行して、アプリケーションサーバーが動作する可能性があるすべてのクラスタノードでアプリケーションサーバーの起動と停止を確認します。
DBMS (SAP サービスの 1 つ) の高可用性を設定するには、「Sun Cluster HA for DBMS の構成」 に進みます。