SunPlex Agent Builder を使用する。
標準的な Sun Cluster 管理コマンドを使用する。
SunPlex Agent Builder を使用し、生成されるソースコードのタイプとして GDS を選択します。特定のアプリケーションのリソースを設定する起動スクリプト群を生成するためにユーザーの入力が必要です。
この方法では SUNWscgds にあるコンパイル済みデータサービスコードを使用しますが、システム管理者は、標準的な Sun Cluster 管理コマンド (scrgadm(1M) と scswitch(1M)) を使って、リソースの作成と構成を行なう必要があります。
「標準的な Sun Cluster 管理コマンドを使って GDS ベースの高可用性サービスを作成する方法」や 「標準的な Sun Cluster 管理コマンドを使って GDS ベースのスケーラブルサービスを作成する方法」 の手順からわかるように、適切な scrgadm や scswitch コマンドを実行するためには、かなりの分量の入力を行なう必要があります。
GDS と SunPlex Agent Builder を使用する方法では、この処理が簡単になります。この方法では、生成される起動スクリプトがユーザーに代わって scrgadm と scswitch コマンドを出力するからです。
GDS には多くの利点がありますが、GDS の使用が適さない場合もあります。GDS の使用が適切でないのは次のような場合です。
拡張プロパティの追加やデフォルトの変更など、コンパイル済みのリソースタイプでは行えない制御をしたい場合
特別な機能を追加するためにソースコードを変更する必要がある場合
複数のプロセスツリーを使用する場合
ネットワーク対応でないアプリケーションを使用する場合