Sun Cluster 3.0 5/02 補足情報

GDS を使用するサービスの作成方法

GDS を使用するサービスの作成方法は 2 通りあります。

GDS と SunPlex Agent Builder

SunPlex Agent Builder を使用し、生成されるソースコードのタイプとして GDS を選択します。特定のアプリケーションのリソースを設定する起動スクリプト群を生成するためにユーザーの入力が必要です。

GDS と標準的な Sun Cluster 管理コマンド

この方法では SUNWscgds にあるコンパイル済みデータサービスコードを使用しますが、システム管理者は、標準的な Sun Cluster 管理コマンド (scrgadm(1M) と scswitch(1M)) を使って、リソースの作成と構成を行なう必要があります。

GDS ベースのサービスを作成する方法の選択

「標準的な Sun Cluster 管理コマンドを使って GDS ベースの高可用性サービスを作成する方法」「標準的な Sun Cluster 管理コマンドを使って GDS ベースのスケーラブルサービスを作成する方法」 の手順からわかるように、適切な scrgadmscswitch コマンドを実行するためには、かなりの分量の入力を行なう必要があります。

GDS と SunPlex Agent Builder を使用する方法では、この処理が簡単になります。この方法では、生成される起動スクリプトがユーザーに代わって scrgadmscswitch コマンドを出力するからです。

GDS の使用が適さない場合

GDS には多くの利点がありますが、GDS の使用が適さない場合もあります。GDS の使用が適切でないのは次のような場合です。