標準リソースプロパティ Type_version は、リソースタイプの RT_Version プロパティを格納します。このプロパティは、RTR ファイル内には指定されません。システム管理者は、次のコマンドを使って、Type_version プロパティを編集します。:アップグレード用により多くの容量を必要とするファイルシステムの制約は変更できませんが (changeable とマークされなければならない)、このようなファイルシステムに layout_constraint を使用すれば、その minimum_size 値を変更できます。
scrgadm -c -j <resource> -y Type_version=<new version> |
現在のリソースタイプのバージョン
RTR ファイル内の #$upgrade_from ディレクティブ
#$upgrade_from ディレクティブの値は次のとおりです。
新しいリソースタイプのバージョンの Update、Stop、Monitor_check および Postnet_stop メソッドが古いリソースタイプのバージョンの起動メソッド (Prenet_stop および Start) と互換することがわかっている場合、新しいリソースタイプのバージョンの Fini メソッドが古いバージョンの Init メソッドと互換することがわかっている場合は、アップグレード前にリソース監視プログラムを停止するだけで済みます。
新しいリソースタイプのバージョンの Update、Stop、Monitor_check または Postnet_stop メソッドと古いリソースタイプのバージョンの起動メソッド (Prenet_stop および Start) には互換性がないが、これらのメソッドと古いリソースタイプのバージョンの Init メソッドには互換性があることがわかっている場合、タイプのアップグレード時にリソースはオフラインになります。
新しいリソースタイプのバージョンの Fini メソッドが古いバージョンの Init メソッドと互換しないことがわかっている場合、リソースのアップグレード前に既存のリソースグループを管理されていない状態にする必要があります。
新しいリソースタイプのバージョンにアップグレードできないリソースの場合、新しいバージョンの新しいリソースしか作成できません。
Tunable 属性が At_creation の場合、リソースタイプ開発者は既存のリソースを新しいタイプに移行することを禁止できます。この場合、システム管理者は、リソースを削除して作成し直す必要があります。これは、リソースのバージョンが作成時にだけ設定されるという宣言と同じことです。