Agent Builder を個別にインストールする必要はありません。Agent Builder は、Sun Cluster ソフトウェアの標準インストールでデフォルトでインストールされる SUNWscdev パッケージに含まれています。『Sun Cluster 3.1 Software Installation Guide 』を参照してください。Agent Builder を使用する前に、次のことを確認してください。
$PATH 変数に Java が指定されていること。Agent Builder は Java (Java Development Kit バージョン 1.3.1 以上) に依存しています。$PATH 変数に Java が指定されていない場合、scdsbuilder はエラーメッセージを戻します。
Solaris 8 以降の「Developer System Support」ソフトウェアグループがインストールされていること。
$PATH 変数に cc コンパイラが指定されていること。Agent Builder は、$PATH 変数内の最初の cc を、リソースタイプの C バイナリコードを生成するコンパイラとします。cc が $PATH に存在しない場合、Agent Builder は C コードを生成するオプションを無効にします。詳細については、作成画面の使用を参照してください。
Agent Builder では、標準の cc コンパイラ以外のコンパイラも使用できます。このためには、$PATH において、cc から別のコンパイラ (gcc など) にシンボリックリンクを作成します。もう 1 つの方法は、Makefile におけるコンパイラ指定を変更して (現在は、CC=cc)、別のコンパイラへの完全パスを指定します。たとえば、Agent Builder が生成する Makefile において、CC=cc を CC=pathname/gcc に変更します。この場合、Agent Builder を直接実行することはできません。代わりに、make や make pkg コマンドを使用して、データサービスコードとパッケージを生成する必要があります。