Monitor_stop メソッドは、pmfadm -q を使用して検証プログラムが動作しているかどうかを判断し、動作している場合は pmfadm -s を使用して検証プログラムを停止します。検証プログラムがすでに停止している場合でも、このメソッドは成功で終了します。これによって、メソッドが呼び出し回数に依存しないことが保証されます。
# 検証プログラムが動作しているかどうかを判断し、動作している場合は停止する。
if pmfadm -q $PMF_TAG; then
pmfadm -s $PMF_TAG KILL
if [ $? -ne 0 ]; then
logger -p ${SYSLOG_FACILITY}.err \
-t [$SYSLOG_TAG] \
"${ARGV0} Could not stop monitor for resource " \
$RESOURCE_NAME
exit 1
else
# 検証プログラムの停止に成功。メッセージを記録する。
logger -p ${SYSLOG_FACILITY}.err \
-t [$SYSLOG_TAG] \
"${ARGV0} Monitor for resource " $RESOURCE_NAME \
" successfully stopped"
fi
fi
exit 0
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検証プログラムを停止するときは、必ず、pmfadm で KILL シグナルを使用するようにしてください。絶対に、マスク可能なシグナル (TERM など) は使用しないでください。そうしないと、Monitor_stop メソッドが無限にハングし、結果としてタイムアウトする可能性があります。この問題の原因は、PROBE メソッドがデータサービスを再起動またはフェイルオーバーする必要があるときに、scha_control を呼び出すところにあります。scha_control がデータサービスをオフラインにするプロセスの一部として Monitor_stop メソッドを呼び出したときに、Monitor_stop メソッドがマスク可能なシグナルを使用していると、Monitor_stop メソッドは scha_control が終了するのを待ち、scha_control は Monitor_stop メソッドが終了するのを待つため、結果として両方がハングします。