クラスタファイルシステムのマウントポイントを計画する際は、次の点を考慮してください。
マウントポイントの場所 – マウントポイントは、別のソフトウェア製品によって禁止されていない限り、 /global ディレクトリに作成します。/global ディレクトリを使用することで、広域的に使用できるクラスタファイルシステムと、ローカルファイルシステムを簡単に区別できるようになります。
VxFS のマウント要件 – マウント操作を正しく実行するためには、主ノード (VxFS ファイルシステムが存在するディスクをマスターするノード) から VxFS ファイルシステムを広域的にマウントまたはマウント解除します。二次ノードから行った VxFS ファイルシステムのマウントやマウント解除の操作は正常に動作しないことがあります。
マウントポイントを入れ子にする – 通常は、クラスタファイルシステムのマウントポイントは入れ子にしないでください。たとえば、あるファイルシステムを /global/a にマウントし、別のファイルをシステムは /global/a/b にマウントするような設定は避けてください。この規則を無視すると、システムがファイルシステムの子をマウントしようと試み、親マウントポイントが存在しない場合に、可用性とノードの起動順序に問題が発生することがあります。この規則の唯一の例外は、2 つのファイルシステムのデバイスが同じ物理ノード接続を使用している場合です (同じディスク上の異なるスライスなど)。