Sun Cluster 3.1 のシステム管理

管理コンソールの使用

管理コンソールと呼ばれる専用の SPARC ワークステーションを使用して動作中のクラスタを管理できます。通常は、Cluster Control Panel (CCP) と、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI) ツールを管理コンソールにインストールして実行します。CCP の詳細については、クラスタに遠隔ログインするを参照してください。Sun Management Center および SunPlex Manager の GUI ツールをインストールする方法については、『Sun Cluster 3.1 ソフトウェアのインストール』を参照してください。

管理コンソールはクラスタノードではありません。管理コンソールはクラスタノードではありません。管理コンソールは、パブリックネットワークまたはネットワークベースの端末集配信装置 (コンセントレータ) を通じてクラスタノードに遠隔アクセスするために使用します。

クラスタが Sun Enterprise TM 10000 サーバーで構成されている場合、管理コンソールからシステムサービスプロセッサ (SSP) にログインする必要があります。さらに、netcon(1M) コマンドを使用して接続する必要があります。netcon が Sun Enterprise 10000 ドメインと接続する場合デフォルトは、ネットワークインタフェースを経由する方法を使用します。ネットワークにアクセスできない場合は、-f オプションを使用するか、通常の netcon セッション中に ~* を送信し、netcon を「排他モード」で使用できます。どちらの解決方法でも、ネットワークにアクセスできなくなった場合には、シリアルインタフェースに切り換えることができます。詳細については、netcon(1M) のマニュアルページを参照してください。

Sun Cluster には、専用の管理コンソールは必要ありませんが、専用コンソールを使用すると、次の利点が得られます。