Sun Cluster 3.1 データサービス (WebSphere MQ Integrator 編)

WebSphere MQ Integrator のインストールと構成の確認

ここでは、 インストールと構成を確認する手順について説明します。


注 –

ここでは、IBM の『WebSphere MQ Intercommunication』 『WebSphere MQ Command Reference』 を参照して、Sun Cluster の Broker (複数可能) や、UserNameServer と Windows NT の Configuration Manager が通信できるように、キューとチャネルを作成してください。


WebSphere MQ Integrator のインストールおよび構成の確認方法

次の手順でインストールと構成を確認します。データサービスをまだインストールしていないため、この手順ではアプリケーションの可用性が高いかどうかを確認することはできません。


注意 – 注意 –

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator データサービスを使用するには、Broker 内でメッセージフローを設定しておく必要があります。



注 –

ここでは、WebSphere MQ キューマネージャの論理ホスト名 IP アドレスが使用できなければなりません。Sun Cluster HA for IBM WebSphere MQ データサービスのインストールが完了していれば、このアドレスが設定されているはずです。Sun Cluster HA for IBM WebSphere MQ データサービスのインストールが完了していることを確認してから、次の手順に進んでください。


  1. Broker のキューマネージャと Configuration Manager のキューマネージャ間の通信リンクを作成 – Broker のキューマネージャ (複数可) と Configuration Manager のキューマネージャ間にキューとチャネルを設定し、Configuration Manager で設定されているメッセージフローとルールを Configuration Manager から Sun Cluster 内の Broker キューマネージャ (複数可) に配備できるようにする必要があります。

    IBMの『 WebSphere MQ Integrator for Sun Solaris — Installation Guide』第 4 章「Configuring a broker domain」を参照してください。 中でも特に「 Starting your broker domain」を参照してください。

  2. Broker のキューマネージャと UserNameServer (UNS) キューマネージャ間の通信リンクを作成 – UNS を使用する場合、Broker キューマネージャ (複数可) と UserNameServer 間にキューとチャネルを設定する必要があります。

    IBMの『 WebSphere MQ Integrator for Sun Solaris — Installation Guide』第 4 章「Configuring a broker domain」を参照してください。 中でも特に「 Starting your broker domain」を参照してください。

  3. キューマネージャ間の通信リンクをテスト – Broker (複数可)、UserNameServer、さらに Configuration Manager 間のキューとチャネルをすべて設定したあとで、すべてのキューマネージャが相互に通信できるかどうかをテストする必要があります。

    IBMの『 WebSphere MQ Integrator for Sun Solaris — Installation Guide』第 4 章「Configuring a broker domain」を参照してください。 中でも特に「 Starting your broker domain」を参照してください。

  4. Configuration Manager 上でメッセージフローを作成して配備– Broker (複数可)、UserNameServer、さらに Configuration Manager 間のキューとチャネルをすべて設定してテストしたあとで、メッセージフローを作成し、それを Broker キューマネージャに配備する必要があります。Broker キューマネージャごとに別々のメッセージフローが必要です。

    1. メッセージフローを作成

      入力キューからメッセージを受け取り、そのメッセージを出力キューに格納するために、2 つのキューを使用する単純なメッセージフローを作成する必要があります。Windows NT の Control Center で IBMPrimitives の MQInput MQOutput を使用すると、この単純なメッセージフローが得られます。

      • IBM の『 WebSphere MQ Integrator for Sun Solaris — Installation Guide』第 5 章「Verifying your installation」 を参照してください。中でも特に「Building and using a message flow」を参照してください。

    2. Broker にメッセージフローを配備

      • IBM の『 WebSphere MQ Integrator for Sun Solaris — Installation Guide』第 5 章「Verifying your installation」 を参照してください。中でも特に「Building and using a message flow」を参照してください。


        注 –

        Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator データサービスは、作成されたメッセージフローとメッセージフローキューを使用して、WebSphere MQ Integrator の Broker を検証します。