Sun Cluster 3.1 データサービス (DHCP 編)

Sun Cluster HA for DHCP のデバッグ

Sun Cluster HA for DHCP のデバッグを有効にする方法

ここでは、Sun Cluster HA for DHCP のデバッグを有効にする方法について説明します。

DHCP コンポーネントの DEBUG ファイルは、 /opt/SUNWscdhc/etc にあります。

このファイルを使用すると、Sun Cluster 内の特定ノード上にある DHCP リソースに対して、デバッグを有効にできます。Sun Cluster 全体にわたって、DHCP リソースのデバッグを有効にしなければならない場合は、Sun Cluster 内のすべてのノードでこの手順を繰り返す必要があります。

  1. /etc/syslog.conf を編集します。

    /etc/syslog.conf を編集し、daemon.notice daemon.debug に変更します。


    # grep daemon /etc/syslog.conf
    *.err;kern.debug;daemon.notice;mail.crit        /var/adm/messages
    *.alert;kern.err;daemon.err                     operator
    #

    daemon.notice daemon.debug に変更し、syslogd を再起動します。次に示す grep daemon /etc/syslog.conf コマンドの出力例では、daemon.debug が設定されています。


    # grep daemon /etc/syslog.conf
    *.err;kern.debug;daemon.debug;mail.crit        /var/adm/messages
    *.alert;kern.err;daemon.err                    operator
    #
    # pkill -1 syslogd
    #
  2. /opt/SUNWscdhc/etc/config を編集します。

    /opt/SUNWscdhc/etc/config を編集し、 DEBUG=DEBUG=ALL または DEBUG= resource に変更します。


    # cat /opt/SUNWscdhc/etc/config
    #
    # Copyright 2003 Sun Microsystems, Inc.  All rights reserved.
    # Use is subject to license terms.
    #
    # Usage:
    #       DEBUG=<RESOURCE_NAME> or ALL
    #
    DEBUG=ALL
    #

    注 –

    デバッグを無効にするには、この手順を逆に実行して下さい。