次の手順で、Sun Cluster HA for SAP liveCache をインストールして構成するための準備を行います。
すべてのノードでスーパーユーザーになります。
/etc/nsswitch.conf ファイルを構成します。
liveCache リソースをマスターする可能性のある各ノードで、 /etc/nsswitch.conf ファイルのデータベースエントリ group、project、および passwd として、次のエントリのどれかを指定します。
database: database: files database: files [NOTFOUND=return] nis database: files [NOTFOUND=return] nisplus |
liveCache リソースをマスターする可能性のある各ノードで、 /etc/nsswitch.conf ファイルの protocols データベースエントリとして、files を最初に指定する必要があります。
例:
protocols: files nis |
Sun Cluster HA for SAP liveCache では、su - user コマンドと dbmcli コマンドを使用して liveCache の起動と停止を行います。
クラスタノードのパブリックネットワークに障害が発生すると、ネットワーク情報ネームサービスが使用不能になることがあります。 /etc/nsswitch.conf ファイルを上述のように変更することによって、su(1M) コマンドと dbmcli コマンドは NIS/NIS+ ネームサービスを参照しなくなります。