この節の情報は、データサービスのインストールまたは構成について計画する場合に利用してください。これらの情報に目を通すことで、ユーザーの決定がデータサービスのインストールと構成に及ぼす影響について理解できるでしょう。使用しているデータサービスの具体的な考慮事項については、そのデータサービスについて説明された『Sun Cluster 3.1 データサービスの計画と管理』内の章を参照してください。
データサービスが入出力中心で、クラスタとして大規模のディスクで構成している場合にディスクに障害が発生すると、入出力サブシステムが再試行するので、アプリケーションは遅延を感じることがあります。入出力サブシステムが再試行し、障害から回復するまで、数分かかることもあります。この遅延によって、最終的にディスクが自分自身で回復したとしても、Sun Cluster がアプリケーションを別のノードにフェイルオーバーすることがあります。このような場合のフェイルオーバーを回避するには、データサービスのデフォルトの検証タイムアウト値を増やしてみてください。データサービスのタイムアウトについての詳細や、タイムアウト値を増やす方法については、ご購入先にお問い合わせください。
パフォーマンスの向上をねらう場合は、ストレージに直結されたクラスタノードにデータサービスをインストールし、構成してください。