Sun Cluster 3.1 10/03 のシステム管理

新しいクラスタノード認証で作業する

Sun Cluster を使用すると、新しいノードをクラスタに追加できるか、またどのような認証タイプかを判別できます。パブリックネットワーク上のクラスタに加わる新しいノードを許可したり、新しいノードがクラスタに加わることを拒否したり、クラスタに加わるノードを特定できます。新しいノードは、標準 UNIX または Diffie-Hellman (DES) 認証を使用し、認証することができます。DES 認証を使用して認証する場合、ノードが加わるには、すべての必要な暗号化鍵を構成する必要があります。詳細については、keyserv(1M) および publickey(4) のマニュアルページを参照してください。

  1. クラスタ内にある任意のノード上でスーパーユーザーになります。

  2. scsetup(1M) ユーティリティを実行します。


    # scsetup
    

    メインメニューが表示されます。

  3. クラスタ認証で作業するには、6 (新規ノード) を選択します。

    「新規ノード」メニューが表示されます。

  4. メニューから選択を行って、画面の指示に従います。

例 — 新しいマシンがクラスタに追加されないようにする

次に、新しいマシンがクラスタに追加されないようにする、scsetup ユーティリティーから生成された scconf(1M) コマンドの例を示します。


# scconf -a -T node=.

例 — すべての新しいマシンがクラスタに追加されるように許可する

次に、すべての新しいマシンがクラスタに追加されるようにする、scsetup ユーティリティーから生成された scconf(1M) コマンドの例を示します。


# scconf -r -T all

例 — クラスタに追加される新しいマシンを指定する

次に、単一の新しいマシンがクラスタに追加されるようにする、scsetup ユーティリティーから生成された scconf(1M) コマンドの例を示します。


# scconf -a -T node=phys-schost-4

例 — 認証を標準 UNIX に設定する

次に、クラスタに加わる新しいノードの認証を標準 UNIX 認証にリセットする、scsetup ユーティリティーから生成された scconf(1M) コマンドの例を示します。


# scconf -c -T authtype=unix

例 — 認証を DES に設定する

次に、クラスタに加わる新しいノードで DES 認証を使用する、scsetup ユーティリティーから生成された scconf(1M) コマンドの例を示します。


# scconf -c -T authtype=des

注 –

DES 認証を使用する場合、クラスタにノードが加わるには、すべての必要な暗号化鍵を構成する必要があります。詳細については、keyserv(1M) と publickey(4) のマニュアルページを参照してください。