Sun Cluster 3.1 10/03 のシステム管理

パブリックネットワークインタフェースでの動的再構成

クラスタ内のパブリックネットワークインタフェース上で動的再構成 (DR) を実行するときには、いくつかの問題を考える必要があります。


注意 – 注意 –

2 つのアダプタを持つマルチパスグループの場合、無効にしたネットワークアダプタ上で DR 削除操作を実行している間に残りのネットワークアダプタに障害が発生すると、可用性に影響が生じます。これは、DR 操作の間は、残りのネットワークアダプタのフェイルオーバー先が存在しないためです。


パブリックネットワークインタフェース上で DR 操作を実行するときは、次の手順をその順番どおりに行います。

表 6–4 作業マップ: パブリックネットワークインタフェースへの動的再構成

作業 

参照箇所 

1. if_mpadm を使用して、IP アドレスをマルチパスグループ内の削除する予定のアダプタから代替アダプタへの切り換えを実行

if_mpadm (1M) のマニュアルページ。

適切な Solaris のマニュアル: 

Solaris 8: 『IP ネットワークマルチパスの管理

Solaris 9:『Solaris のシステム管理 (IP サービス)

2. ifconfig コマンドを使用して、マルチパスグループからアダプタを削除

適切な Solaris のマニュアル: 

Solaris 8: 『IP ネットワークマルチパスの管理

Solaris 9:『Solaris のシステム管理 (IP サービス)

ifconfig(1M) のマニュアルページ。

3. パブリックネットワークインタフェース上で DR 操作を実行 

Solaris 8 on Sun Hardware」コレクションと「Solaris 9 on Sun Hardware」コレクションの『Sun Enterprise 10000 DR Configuration Guide』と『Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration リファレンスマニュアル