Sun Cluster 3.1 ソフトウェアには少なくとも Solaris の「エンドユーザーシステムサポート (End User System Support)」ソフトウェアグループが必要です。 ただし、クラスタ構成の他のコンポーネントによっては、独自の Solaris ソフトウェアが必要となる場合があります。どの Solaris ソフトウェアグループをインストールするかを決定する際には、次の点を考慮してください。
使用するサーバーのマニュアルを参照し、Solaris ソフトウェアの必要条件を確認してください。 たとえば、Sun Enterprise 10000 サーバーには、「Entire Distribution + OEM」ソフトウェアグループが必要です。
SCI-PCI アダプタまたは Remote Shared Memory Application Programming Interface (RSMAPI) を使用する予定である場合は、かならず RSMAPI ソフトウェアパッケージ (SUNWrsm、SUNWrsmx、SUNWrsmo、および SUNWrsmox) をインストールしてください。 RSMAPI ソフトウェアパッケージは、一部の Solaris ソフトウェアグループのみに含まれます。 たとえば、Solaris の「開発者システムサポート (Developer System Support)」ソフトウェアグループは、RSMAPI ソフトウェアパッケージを含みますが、「エンドユーザーシステムサポート (End User System Support)」ソフトウェアグループは、このパッケージを含みません。
インストールするソフトウェアグループが、RSMAPI ソフトウェアパッケージを含まない場合は、RSMAPI ソフトウェアパッケージを手動でインストールしてから、Sun Cluster ソフトウェアをインストールしてください。 手動でソフトウェアパッケージをインストールするには pkgadd(1M) コマンドを使用します。RSMAPI の使用方法については、Solaris 8 セクション (3RSM) のマニュアルページを参照してください。
「エンドユーザーシステムサポート (End User System Support)」ソフトウェアグループに含まれていないほかの Solaris ソフトウェアパッケージのインストールが必要になる場合があります。Apache HTTP サーバパッケージがその例です。 ORACLE® などの Sun 以外のソフトウェアの場合も、追加の Solaris ソフトウェアパッケージが必要になる場合があります。Solaris ソフトウェアの必要条件については、各製品のマニュアルを参照してください。