クラスタインターコネクトのワークシート に次の計画情報を追加してください。
単一ノードのクラスタの場合、クラスタインターコネクトを構成する必要はありません。ただし、単一ノードのクラスタ構成に後でノードを追加する可能性がある場合は、将来の使用のためにクラスタインターコネクトを構成することもできます。
クラスタインターコネクトは、クラスタノード間のプライベートネットワーク通信にハードウェアパスを提供します。各インターコネクトは、次のいずれかの方法で接続されるケーブルで構成されます。
2 つのトランスポートアダプタの間
トランスポートアダプタとトランスポート接続点の間
2 つのトランスポート接続点の間
Sun Cluster のインストール中に、2 つのクラスタインターコネクトに対して以下の構成情報を指定します。
トランスポートアダプタ – ネットワークインタフェースのポートなどのトランスポートアダプタ用に、トランスポートアダプタ名とトランスポートの種類を指定します。構成が 2 ノードクラスタの場合は、インターコネクトを直接接続 (アダプタからアダプタ) するか、トランスポート接続点を使用するかも指定します。2 ノードクラスタが直接接続されている場合でも、インターコネクトのトランスポート接続点を指定できます。
トランスポート接続点を指定すると、その後クラスタに別のノードを追加しやすくなります。
特定のトランスポートアダプタに関する詳細については、scconf_trans_adap_*(1M) のマニュアルページを参照してください。
トランスポート接続点 – ネットワークスイッチなどのトランスポート接続点を使用する場合、各インターコネクトのトランスポート接続点名を指定します。デフォルト名の switchN (N は、インストール中に自動的に割り当てられた数)を使用するか、他の名前を作成します。
また、接続点のポート名を指定するか、デフォルト名をそのまま使用します。デフォルトのポート名は、ケーブルのアダプタ側が接続されているノードの内部ノード ID 番号と同じです。ただし、SCI-PCI などの特定の種類のアダプタではデフォルトのポート名は使用できません。
3 つ以上のノードを持つクラスタでは、必ずトランスポート接続点を使用してください。クラスタノード間の直接接続は、2 ノードクラスタの場合だけサポートされています。
インストール後に、scsetup(1M) ユーティリティーを使用して、追加のプライベートネットワーク接続を構成できます。
クラスタインターコネクトの詳細については、『Sun Cluster 3.1 10/03 の概念』を参照してください。