Sun Cluster 3.1 10/03 の概念

管理コンソール

管理コンソールと呼ばれる専用の UltraSPARCTM ワークステーションを使用し、アクティブクラスタを管理できます。通常、Cluster Control Panel (CCP) や、Sun Management CenterTM 用の Sun Cluster モジュールなどの管理ツールソフトウェアを管理コンソールにインストールして実行します。CCP で cconsole を使用すると、一度に複数のノードコンソールに接続できます。CCP の使用法の詳細については、『Sun Cluster 3.1 のシステム管理』を参照してください。

管理コンソールはクラスタノードではありません。管理コンソールは、パブリックネットワークを介して、または任意でネットワークベースの端末集配信装置 (コンセントレータ) を介して、クラスタノードへの遠隔アクセスを行うために使用します。クラスタが Sun Enterprise E10000 プラットフォームによって構成されている場合は、管理コンソールからシステムサービスプロセッサ (SSP) にログインし、netcon(1M) コマンドを使用して接続を行う技術が必要となります。

通常、ノードはモニターなしで構成します。ノードのコンソールにアクセスするには、端末集配信装置を経由してそこからノードのシリアルポートに接続された管理コンソールから telnet セッションを行ってアクセスします (Sun Enterprise E10000 サーバーの場合は、システムサービスプロセッサから接続)。 詳細は、コンソールアクセスデバイスを参照してください。

Sun Cluster では専用の管理コンソールは必要ありませんが、専用の管理コンソールを使用すると、次のような利点があります。

管理コンソールについては、第 4 章「頻繁に寄せられる質問 (FAQ)」を参照してください。