Sun Cluster 3.1 10/03 データサービス開発ガイド

高可用性ローカルファイルシステムの有効化

HAStoragePlus リソースタイプを使用すると、ローカルファイルシステムを Sun Cluster 環境内で高可用性にすることができます。このためには、ローカルファイルシステムのパーティションを広域ディスクグループ内に配置しなければなりません。また、アフィニティスイッチオーバーを有効にし、Sun Cluster 環境をフェイルオーバー用に構成する必要もあります。これによって、多重ホストディスクに直接接続された任意のホストから、多重ホストディスク上の任意のファイルシステムにアクセスできるようになります。入出力が多いデータサービスでは、高可用性のローカルファイルシステムを使用することを強く推奨します。HAStoragePlus リソースタイプの構成については、『Sun Cluster 3.1 データサービスの計画と管理』の「高可用性ローカルファイルの実現」を参照してください。