Sun Cluster 3.1 10/03 データサービス開発ガイド

管理サポートメソッド

リソース上での管理アクションには、リソースプロパティの設定と変更があります。ValidateUpdate コールバックメソッドを使用してリソースタイプを実装すると、このような管理アクションを行うことができます。

Validate

このオプションメソッドは、リソースの作成時と、管理アクションによってリソースまたはそのリソースグループのプロパティが更新されたときに呼び出されます。このメソッドは、リソースタイプの Init_nodes プロパティが示す複数のクラスタノード上で呼び出されます。Validate は、作成または更新が行われる前に呼び出されます。任意のノード上でメソッドから失敗の終了コードが戻ると、作成または更新は取り消されます。

Validate が呼び出されるのは、リソースまたはリソースグループのプロパティが管理アクションを通じて変更されたときだけです。RGM がプロパティを設定したときや、モニターがリソースプロパティ StatusStatus_msg を設定したときではありません。

Update

このオプションメソッドを呼び出して、プロパティが変更されたことを実行中のリソースに通知することができます。Update は、管理アクションがリソースまたはリソースグループのプロパティの設定に成功したあとに呼び出されます。このメソッドは、リソースがオンラインであるノード上で呼び出されます。このメソッドは、API アクセス関数を使用し、アクティブなリソースに影響する可能性があるプロパティ値を読み取り、その値に従って実行中のリソースを調節します。

Update メソッドが失敗すると、syslog() 関数がエラーメッセージを生成しますが、それ以外は RGM のリソース管理に影響しません。