ユーザーのプロパティを変更するには、ユーザーツールコレクションをスーパーユーザーとして実行するか、Primary Administrator 権利プロファイルが割り当てられている役割を持つ必要があります。
ユーザーアカウントツールを起動します。
User Accounts ツールを実行するためには、Solaris Management Console を起動する必要があります。これについては、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』を参照してください。 次に、「ユーザー」ツールコレクションを開いて、「ユーザーアカウント (User Accounts)」アイコンをクリックします。
ユーザーアカウントツールが起動すると、既存のユーザーアカウントのアイコンが表示区画に表示されます。
変更するユーザーアカウントのアイコンをクリックして、「アクション (Action)」メニューから「プロパティ (Properties)」を選択するか、ユーザーアカウントのアイコンをダブルクリックします。
変更するプロパティのダイアログボックスで、適切なタブを次のように選択します。
ユーザーに割り当てられた役割を変更するときは、「役割 (Role)」タブをクリックして、変更する役割を「有効な役割 (Available Roles)」または「割り当てられた役割 (Assigned Roles)」列に移動します。
ユーザーに割り当てられた権利プロファイルを変更するときは、「権利 (Rights)」タブをクリックして、変更する権利プロファイルを「有効な権利 (Available Rights)」または「許可された権利 (Assigned Rights)」列に移動します。
権利プロファイルは、できるだけユーザーに直接割り当てないでください。 特権付きアプリケーションを実行するときは、ユーザーが役割を引き受けるようにしてください。 通常のユーザーが、特権を不正に使用できないようにするためです。
次のように適切なコマンドを使用します。
ローカルスコープに定義されたユーザーに割り当てられている承認、役割、または権利プロファイルを変更する場合は、 usermod(1M) コマンドを使用します。
また同じくローカルスコープに定義されたユーザーに割り当てられている承認、役割、または権利プロファイルを変更する場合は、user_attr ファイルを編集することもできます。
この方法は、入力ミスが発生しやすいため、緊急時以外はできるだけ使用しないでください。
ネームサービスに定義されたユーザーに割り当てられている承認、役割、または権利プロファイルを変更するときは、smuser(1M) コマンドを使用します。
このコマンドは、スーパーユーザー、またはユーザーファイルを変更できる役割による認証を必要とします。 smuser コマンドは、すべてのネームサービスに適用でき、 Solaris 管理コンソールサーバーのクライアントとして動作します。