削除するデバイスが、クラスタ内の最後の定足数デバイスではない場合は、定足数デバイスを削除する を参照してください。
2 ノードクラスタでは、定足数デバイスが少なくとも 1 つは構成されている必要があります。 構成されているデバイスが、2 ノードクラスタの最後の定足数デバイスの場合は、scconf(1M) を使用して構成からデバイスを削除できるように、このクラスタをインストールモードにする必要があります。 これは、クラスタからノードを削除する場合にだけ行います。
クラスタ内の任意のノードでスーパーユーザーになり、削除するノードを保守状態にします。
ノードを保守状態にするを参照してください。
クラスタをインストールモードにします。
# scconf -c -q installmode |
scconf コマンドを使用して定足数デバイスを削除します。
クラスタがインストールモードである場合、scsetup(1M) クラスタ管理メニューオプションは利用できません。
# scconf -r -q globaldev=device |
定足数デバイスが削除されたことを確認します。
# scstat -q |
次に、クラスタ構成の最後の定足数デバイスを削除する例を示します。
[任意のノード上でスーパーユーザーになる] [クラスタをインストールモードにする:] # scconf -c -q installmode [定足数デバイスを削除する:] # scconf -r -q globaldev=d3 [定足デバイスが削除されたことを確認する:] # scstat -q -- 定足数の概要 -- 可能な定足数投票数: 2 必要な定足数投票数: 2 現在の定足数投票数: 2 --ノードによる定足数の投票数 -- ノード名 現在の数 可能な数 状態 ------------- -------- ------- ------ ノードの投票数: phys-schost-1 1 1 Online ノードの投票数: phys-schost-2 1 1 Online -- デバイスによる定足数の投票数 -- デバイス名 現在の数 可能な数 状態 ------------- -------- ------- ------ |