既存のクラスタにマシンを追加する前に、プライベートクラスタインターコネクトとの物理的な接続が正確に行われているかなど、必要なハードウェアがすべて正確にノードにインストールおよび構成されていることを確認してください。
ハードウェアのインストールについては、『Sun Cluster Hardware Administration Manual for Solaris OS』または各サーバーに付属のハードウェアマニュアルを参照してください。
この手順によって、マシンは自分自身をクラスタ内にインストールします。つまり、自分のノード名を当該クラスタの認証ノードリストに追加します。
この手順を行うには、現在のクラスタメンバー上でスーパーユーザーになる必要があります。
クラスタノードの追加と削除 の作業マップに記載されている必要不可欠なハードウェアのインストール作業と構成作業をすべて正しく完了していることを確認します。
scsetup コマンドを入力します。
# scsetup |
メインメニューが表示されます。
「新規ノード」メニューにアクセスするには、「メインメニュー」で 7 を選択します。
認証ノードリストを変更するには、「新規ノード」メニューで 3 を選択して、自分自身を追加するマシンの名前を指定します。
指示に従って、ノードの名前をクラスタに追加します。 追加するノードの名前が問い合わせられます。
作業が正常に行われたことを確認します。
作業が正常に行われた場合、scsetup ユーティリティーは「コマンドが正常に完了しました」というメッセージを表示します。
scsetup ユーティリティを終了します。
新しいクラスタノード上でソフトウェアをインストールして構成します。
scinstall または JumpStartTM を使用して、新しいノードのインストールと構成を完了します (『Sun Cluster ソフトウェアのインストール (Solaris OS 版)』を参照)。
新しいマシンをクラスタに追加できないように設定するには、「新規ノード」メニューで 1 を入力します。
scsetup の指示に従います。 このオプションを設定することによって、クラスタは、新しいマシンからパブリックネットワーク経由で着信する、自分自身をクラスタに追加しようとする要求をすべて無視します。
次に、ノード phys-schost-3 を既存のクラスタの認証ノードリストに追加する例を示します。
[スーパーユーザーになり、scsetup ユーティリティを実行する ] # scsetup 新規ノードを選択します > 追加するマシンの名前を指定します プロンプトが表示されたら、 質問に答えます scconf コマンドが正常に終了したことを確認します scconf -a -T node=phys-schost-3 コマンドが正常に完了しました 「新規マシンはクラスタに追加しない」を選択します scsetup 新規ノードメニューとメインメニューを停止する [クラスタソフトウェアをインストールする] |
クラスタノードを追加する作業の概要については、 表 7–2の「作業マップ : クラスタノードの追加」を参照してください。
ノードを既存のリソースグループに追加する方法については、『Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)』を参照してください。