Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)

例 — 定足数デバイスの追加

次に、定足数デバイスを追加するときに scsetup により生成される scconf コマンドと、検証手順の例を示します。


クラスタの任意のノード上でスーパーユーザーになる  
[scsetup ユーティリティを実行する:] 
# scsetup 「定足数」を選択し、次に「定足数ディスクを追加」を選択する 
プロンプトが表示されたら「yes」と答える
[scconf コマンドが正常に終了したことを確認する:]
 
scconf -a -q globaldev=d20
 
    コマンドの実行が正常に終了したら scsetup を終了する 
scsetup 定足数メニューとメインメニューを終了する
[定足数デバイスが削除されたことを確認する] 
# scstat -q
 
-- 定足数の概要 --
 
可能な定足数投票数: 4
必要な定足数投票数: 3
現在の定足数投票数: 4
 
-- ノードによる定足数の投票数 --
 
                  ノード名             現在の数  可能な数  状態 
                  ------------------  --------  -------  ------
ノードの投票数:    phys-schost-1       1         1        Online
ノードの投票数:    phys-schost-2       1         1        Online

-- デバイスによる定足数の投票数 -- 
  
                  デバイス名           現在の数  可能な数  状態
                  ------------------  --------  -------  ------
デバイスの投票数:  /dev/did/rdsk/d3s2  1         1        Online 
デバイスの投票数:  /dev/did/rdsk/d4s2  1         1        Online