次に、クラスタノードを保守状態にして、その結果を確認する例を示します。 scstat -q の出力では、phys-schost-1 のノードの投票数は 0 (ゼロ) で、その状態はオフラインです。 定足数の概要では、投票数も減っているはずです。 構成によって異なりますが、Quorum Votes by Device の出力では、いくつかの定足数ディスクデバイスも offline である可能性があります。
[保守状態にするノード上で次を実行する:] phys-schost-1# scswitch -S -h phys-schost-1 phys-schost-1# shutdown -g0 -y -i0 [クラスタ内の別のノード上:] phys-schost-2# scconf -c -q node=phys-schost-1,maintstate phys-schost-2# scstat -q -- 定足数の概要 -- 可能な定足数投票数: 2 必要な定足数投票数: 2 現在の定足数投票数: 2 -- ノードによる定足数の投票数 -- ノード名 現在の数 可能な数 状態 --------- ------- -------- ------ ノードの投票数: phys-schost-1 0 0 Offline ノードの投票数: phys-schost-2 1 1 Online ノードの投票数: phys-schost-3 1 1 Online -- デバイスによる定足数の投票数 -- デバイス名 現在の数 可能な数 状態 ----------- ------- -------- ------ デバイスの投票数: /dev/did/rdsk/d3s2 0 0 Offline デバイスの投票数: /dev/did/rdsk/d17s2 0 0 Offline デバイスの投票数: /dev/did/rdsk/d31s2 1 1 Online |