Sun Cluster ソフトウェアのインストール (Solaris OS 版)

SPARC: 例 — カプセル化されたルートディスクのミラー化

次の例は、ノード phys-schost-1 のルートディスクに作成されたミラーを示しています。 このミラーは、ディスク c1t1d0 (raw ディスクデバイスグループ名は dsk/d2 ) で作成されています。 ディスク c1t1d0 は多重ポートディスクであるため、ノード phys-schost-3 がディスクのノードリストから削除され、localonly プロパティが有効に設定されています。


(DID マッピングを表示します)
# scdidadm -L 
…
2        phys-schost-1:/dev/rdsk/c1t1d0 /dev/did/rdsk/d2   
2        phys-schost-3:/dev/rdsk/c1t1d0 /dev/did/rdsk/d2   
…
 
(ミラー化されたディスクの raw-disk デバイスグループのノードリストを表示します)
# scconf -pvv | grep dsk/d2
デバイスグループ名:						dsk/d2
…
  (dsk/d2) デバイスグループのノードリスト:		phys-schost-1, phys-schost-3
…
 
(phys-schost-3 をノードリストから削除します)
# scconf -r -D name=dsk/d2,nodelist=phys-schost-3
  
(localonly プロパティを有効にします)
# scconf -c -D name=dsk/d2,localonly=true