クラスタインターコネクトに関する FAQ

• SunPlex システムがサポートするクラスタインターコネクトは何ですか。

  現在、SunPlex システムは SPARC ベースと x86 ベースの両方のクラスタで、Ethernet (100BASE-T Fast Ethernet と 1000BASE-SX Gb) クラスタインターコネクトをサポートします。 SunPlex システムが SCI ネットワークインタフェースクラスタインターコネクトをサポートするのは、SPARC ベースのクラスタに限定されます。

• 「ケーブル」とトランスポート「パス」の違いは何ですか。

  クラスタトランスポートパスは、トランスポートアダプタとスイッチで構成されます。 ケーブルは、アダプタやスイッチをコンポーネント対コンポーネントとして結合します。 クラスタトポロジ管理ソフトウェアは、利用可能なケーブルを使用して、ノード間でエンドツーエンドのパスを作成します。 ただし、ケーブルとトランスポートパスが 1 対 1 で対応しているわけではありません。

  ケーブルは管理者が静的に“有効”または“無効”にします。 ケーブルには“状態” (有効または無効) はありますが、“ステータス”はありません。 無効になっているケーブルは、構成されていないのと同じことです。 無効なケーブルをトランスポートパスとして使用することはできません。 ケーブルを検査することはできないため、そのステータスを知ることはできません。 ケーブルの状態を見るには scconf -p を使用します。

  トランスポートパスは、クラスタトポロジマネージャーによって動的に確立されます。 トランスポートパスの“ステータス”は、トポロジ管理ソフトウェアによって決定されます。 パスのステータスは“オンライン”または“オフライン”です。 トランスポートパスのステータスを表示するには、scstat(1M) コマンドを使用します。

  次のような 2 ノードクラスタがあるとします。これには、4 つのケーブルが使用されています。

  node1:adapter0     to switch1, port0 node1:adapter1     to switch2, port0 node2:adapter0     to switch1, port1 node2:adapter1     to switch2, port1

  これらの 4 つのケーブルを使用して設定できるトランスポートパスには、次の 2 つがあります。

  node1:adapter0    to node2:adapter0 node2:adapter1    to node2:adapter1