Sun Cluster の概念 (Solaris OS 版)

管理コンソール

専用の UltraSPARC® ワークステーションまたは Sun FireTM V65x サーバー (別名管理コンソール) を使用して、アクティブクラスタを管理します。 通常、Cluster Control Panel (CCP)、Sun Management CenterTM 用の Sun Cluster モジュール (SPARC ベースのクラスタと組み合わせた場合に限って使用可能) などの管理ツールソフトウェアを管理コンソールにインストールして実行します。 CCP で cconsole を使用すると、一度に複数のノードコンソールに接続できます。 CCP の使用法の詳細については、『Sun Cluster のシステム管理』を参照してください。

管理コンソールはクラスタノードではありません。 管理コンソールは、パブリックネットワークを介して、または任意でネットワークベースの端末集配信装置を経由して、クラスタノードへのリモートアクセスに使用します。 クラスタが Sun Enterprise E10000 プラットフォームによって構成されている場合は、管理コンソールからシステムサービスプロセッサ (SSP) にログインし、netcon(1M) コマンドを使用して接続を行う技術が必要となります。

通常、ノードはモニターなしで構成します。 さらに、管理コンソールから telnet セッションを使用してノードのコンソールにアクセスします。管理コンソールは端末集配信装置に接続し、そこからノードのシリアルポートに接続します (Sun Enterprise E10000 サーバーの場合は、システムサービスプロセッサから接続)。 詳細については、コンソールアクセスデバイスを参照してください。

Sun Cluster では専用の管理コンソールは必要ありませんが、専用の管理コンソールを使用すると、次のような利点があります。

管理コンソールについては、第 4 章「頻繁に寄せられる質問 (FAQ)」を参照してください。