Agent Builder は、ターゲットリソースタイプ用に生成するすべてのファイルを格納するためのディレクトリ構造を作成します。 作業ディレクトリは 作成画面で指定します。 開発するリソースタイプごとに異なるインストールディレクトリを指定する必要があります。 Agent Builder は、作業ディレクトリの下に、作成画面で入力されたベンダー名とリソースタイプ名を連結した名前を持つサブディレクトリを作成します。 たとえば、SUNW というベンダー名を指定し、ftp というリソースタイプを作成した場合、Agent Builder は SUNWftp というディレクトリを作業ディレクトリの下に作成します。
Agent Builder は、このサブディレクトリの下に、次のようなディレクトリを作成し、各ディレクトリにファイルを配置します。
ディレクトリ名 |
内容 |
---|---|
bin |
C 出力の場合、ソースファイルからコンパイルしたバイナリファイルが格納されます。 ksh の場合、src ディレクトリと同じファイルが格納されます。 |
etc |
RTR ファイルが格納されます。 Agent Builder は、ベンダー名とアプリケーション名をピリオド (.) で区切って連結し、RTR ファイル名を形成します。 たとえば、ベンダー名が SUNW で、リソースタイプ名が ftp である場合、RTR ファイル名は SUNW.ftp となります。 |
man |
start、stop および remove ユーティリティースクリプト用にカスタマイズされたマニュアルページが格納されます。 たとえば、startftp(1M)、stopftp(1M)、および removeftp(1M) が格納されます。
これらのマニュアルページを表示するには、 man-M オプションでパスを指定します。 以下にその例を示します。 man -M install_directory/SUNWftp/man removeftp . |
pkg |
最終的なパッケージが格納されます。 |
src |
Agent Builder によって生成されたソースファイルが格納されます。 |
util |
Agent Builder によって生成された start、stop、および remove ユーティリティースクリプトが格納されます。 ユーティリティースクリプトとマニュアルページを参照してください。 Agent Builder は、これらのスクリプト名にアプリケーション名を追加します。たとえば、startftp、 stopftp、および removeftp のようになります。 |