データサービスをマスターできるクラスタノードの名前。
Sun Java System Application Server へのアクセス時にクライアントが使用するネットワークリソースの構成で使用したホスト名。 通常、クラスタをインストールするときにはこのホスト名を設定します。 ネットワークリソースについては、『Sun Cluster の概念 (Solaris OS 版)』を参照してください。
この手順は、すべてのクラスタメンバー上で実行します。
クラスタメンバー上でスーパーユーザーになります。
使用しているすべてのネットワークアドレスがネームサービスデータベースに追加されていることを確認します。
Sun Cluster のインストール時に、この確認を行なっておく必要があります。 『Sun Cluster ソフトウェアのインストール (Solaris OS 版)』の計画に関する章を参照してください。
ネームサービスの検索エラーを回避するために、すべての論理ホスト名をすべてのクラスタノード上の /etc/inet/hosts ファイルに指定しておく必要があります。 サーバーの /etc/nsswitch.conf のネームサービスマッピングは、NIS、NIS+、DNS にアクセスする前に、ローカルファイルを検査するように構成してください。
ネットワークリソースとアプリケーションリソースを格納するためのフェイルオーバーリソースグループを作成します。
# scrgadm -a -g resource-group [-h nodelist] |
リソースグループの名前を指定します。 任意の名前を指定できます。
潜在マスターを識別するための物理ノード名をコンマで区切って指定します (省略可能)。 フェイルオーバー時、ノードはこのリスト内の順番に従ってプライマリとして判別されます。
ノードリストの順番を指定するには、-h オプションを使用します。 クラスタのすべてのノードがマスターになり得るのであれば、-h オプションを指定する必要はありません。
リソースグループへネットワークリソースを追加します。
次のコマンドを使用して、リソースグループに論理ホスト名を追加します。
# scrgadm -a -L -g resource-group -l hostname, …[-n netiflist] |
ネットワークリソースを追加することを示します。
リソースグループの名前を指定します。
ネットワークリソースをコンマで区切って指定します。
各ノード上の IP ネットワークマルチパスグループをコンマで区切って指定します (省略可能)。
netiflist の各要素は、netif@node の形式にする必要があります。 netif は IP ネットワークマルチパスグループ名 (sc_ipmp0 など) として指定できます。 ノードには、ノード名またはノード ID ( sc_ipmp0@1、 sc_ipmp@phys-schost-1 など) を指定できます。 Sun Cluster では現在、netif にアダプタ名を使用することはできません。
scswitchコマンドを実行してリソースグループを有効にし、オンラインにします。
# scswitch -Z -g resource-group |
リソースグループを MANAGED 状態にして、オンラインにします。
リソースグループの名前を指定します。