Sun Java System Message Queue は、Java 2 Enterprise Edition (J2EE™) 1.3 に準拠したメッセージングサービスです。 このキューは、エンタープライズカスタマーのニーズに応えるよう設計されていて、Sun Cluster ソフトウェアの制御下も実行できます。 この節では、Sun Java System Message Queue をインストールし、Sun Cluster HA for Sun Java System Message Queue として実行するための手順について説明します。
Sun Java System Message Queue と別のメッセージングサービスサーバーを実行しているときに、これらが同じネットワークリソースを使用している場合は、それぞれ異なるポートで待機するように構成してください。 異なるポートで待機するように構成しないと、2 つのサービスの間でポートの衝突が発生します。
Sun Java System Message Queue は、次の手順に従ってインストールします。
次の手順で Sun Java System Message Queue をインストールします。 ここでは、Sun Java System Message Queue 固有の情報だけを提供します。 詳細は、Sun Java System Message Queue for Solaris OS のマニュアルを参照してください。
/etc/imq/imqbrokerd.conf ファイル内の AUTOSTART プロパティの値には YES を設定しないでください。 AUTOSTART プロパティの値はデフォルトで NO に設定されています。したがって、データサービスの構成が完了するまで Sun Cluster HA for Sun Java System Message Queue がアプリケーションを起動または停止することはありません。
Sun Java System Message Queue パッケージをクラスタのすべてのノードにインストールします (インストールされていない場合)。
メッセージキューを格納するグローバルファイルシステムの場所を指定します (例: /global/s1mq)。
このファイルシステム用に別個のディレクトリを作成してもかまいません。
任意のノードで IMQ_VARHOME を設定し、 imqbrokerd コマンドを実行して構成ディレクトリとファイルを生成します。
# IMQ_VARHOME=/global/s1mq # export IMQ_VARHOME # imqbrokerd -name hamq1 |
$IMQ_VARHOME/instances/hamq1/props/config.properties を編集して、imq.jms.tcp.hostname プロパティに論理ホスト名を設定します。