次の条件に当てはまる場合は、SUNW.apache リソースタイプをアップグレードしてください。
旧バージョンの Sun Cluster HA for Apache データサービスからアップグレードする
このデータサービスの新機能を使用する必要がある
リソースタイプをアップグレードする一般的な手順については、『Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)』の「リソースタイプのアップグレード」を参照してください。 このあと、SUNW.apache リソースタイプのアップグレードを完了するために必要な情報を示します。
リソースタイプのバージョンと Sun Cluster データサービスのリリースの関係を次の表に示します。 Sun Cluster データサービスのリリースは、リソースタイプが導入されたバージョンを表します。
リソースタイプのバージョン |
Sun Cluster データサービスのリリース |
---|---|
1 |
1.0 |
3.1 |
3.1 5/03 |
4 |
3.1 10/03 |
登録されているリソースタイプのバージョンを調べるには、次のどちらかのコマンドを使用します。
scrgadm -p
scrgadm -pv
このリソースタイプに対応するリソースタイプ登録 (RTR) ファイル : /opt/SUNWscapc/etc/SUNW.apache
SUNW.apache リソースタイプの各インスタンスを編集するために必要な情報は、次のとおりです。
移行はいつでも実行できます。
Sun Cluster HA for Apache データサービスの新機能を使用する場合は、Type_version プロパティに設定する必要がある値は 4 です。
配備されたアプリケーションを監視する必要がある場合は、1 つの URI または URI のリストに Monitor_Uri_List 拡張プロパティを設定して、検証対象のアプリケーションの場所を指定します。
次の例に、SUNW.apache リソースタイプのインスタンスを変更するコマンドの例を示します。
# scrgadm -c -j apache-rs -y Type_version=4 \ -x Monitor_Uri_List=http://schost-1/test.html |
このコマンドは、apache-rs という名前の SUNW.apache リソースを次のように変更します。
このリソースのType_version プロパティには 4 が設定されます。
障害モニターの検証機能は、URI http://schost-1/test.html を監視します。