クラスタノード上の Oracle UDLM 以外のアプリケーションでは、Oracle UDLM の範囲と競合する通信ポートの範囲を使用する可能性があります。 このような競合が発生する場合は、Oracle UDLM で使用する通信ポートの範囲を変更してください。
Oracle UDLM で使用する通信ポートの範囲は、SUNW.rac_udlm リソースタイプの以下の拡張プロパティの値によって決まります。
Port 。 Oracle UDLM で使用する通信ポートの番号を指定します。 Oracle UDLM で使用する通信ポート番号の範囲内の最初の番号は、Port の値です。
Num_ports。 Oracle UDLM で使用する通信ポートの番号を指定します。 Oracle UDLM で使用する通信ポート番号の範囲内の最後の数字は、Port および Num_ports の値の合計です。
SUNW.rac_udlm リソースタイプの拡張プロパティの詳細については、表 A–1 を参照してください。
# scrgadm -c -j rac_udlm -x port=7000 |
この例では、Oracle UDLM で使用する通信ポート番号を 7000 に設定しています。次の仮定がこの例に当てはまります。
Oracle UDLM コンポーネントは、 rac_udlm という名前の SUNW.rac_udlm リソースタイプのインスタンスによって表されます。
この例のコマンドは、使用不可の場合にだけ調整可能な拡張プロパティの変更手順の一部として実行されます。 詳細は、リソースが使用不可の場合にだけ調整可能な拡張プロパティを変更する を参照してください。