各クラスタノードで、ノード固有の情報を保持するファイルを含むローカルディレクトリを作成します。
# mkdir -p local-dir |
存在しない親ディレクトリをすべて最初に作成することを指定します。
作成するディレクトリのフルパス名を指定します。
各クラスタノードで、ノード固有の情報を保持するグローバルファイルのローカルコピーを作成します。
# cp -p global-file local-dir |
所有者、グループ、許可モード、修正時刻、アクセス時刻、およびアクセス制御リストが保護されることを指定します。
コピーするファイル名とグローバルファイルのフルパスを指定します。 このファイルは、ORACLE_HOME
環境変数で指定されるディレクトリ下で、クラスタファイルシステム上にインストールされています。
ファイルのローカルコピーを含むディレクトリを指定します。 このディレクトリは、手順 1で作成したディレクトリになります。
手順 2でコピーしたグローバルファイルを、そのファイルのローカルコピーへのシンボリックリンクで置き換えます。
この例では、ノード固有ファイルを 2 ノードクラスタで作成するための操作手順を示しています。 このクラスタは、以下のように構成されています。
ORACLE_HOME
環境変数は、/global/oracle ディレクトリを指定している
各ノードのローカルファイルシステムは、 /local ディレクトリ下にある
各クラスタノードで、以下の手順を実行します。
次のコマンドを実行して、ノード固有の情報を保持するファイルを含むローカルディレクトリを作成します。
# mkdir -p /local/oracle/network/admin |
次のコマンドを実行して、ノード固有の情報を保持するグローバルファイルのローカルコピーを作成します。
# cp -p $ORACLE_HOME/network/admin/snmp_ro.ora \ /local/oracle/network/admin/. |
# cp -p $ORACLE_HOME/network/admin/snmp_rw.ora \ /local/oracle/network/admin/. |
以下の手順は、1 つのノードでのみ実行します。
次のコマンドを実行して、グローバルファイルを削除します。
# rm $ORACLE_HOME/network/admin/snmp_ro.ora |
# rm $ORACLE_HOME/network/admin/snmp_rw.ora |
次のコマンドを実行して、ファイルのローカルコピーから、対応するグローバルファイルへのシンボリックリックを作成します。
# ln -s /local/oracle/network/admin/snmp_ro.ora \ $ORACLE_HOME/network/admin/snmp_rw.ora |
# ln -s /local/oracle/network/admin/snmp_rw.ora \ $ORACLE_HOME/network/admin/snmp_rw.ora |