Sun Cluster Data Service for Oracle ガイド (Solaris OS 版)

Sun Cluster HA for Oracle パッケージを Web Start プログラムを使用してインストールする

Web Start プログラムは、コマンド行インタフェース (CLI) またはグラフィカルユーザーインタフェース (GUI) を使用して実行できます。 CLI と GUI での作業の内容と手順はほとんど同じです。 Web Start プログラムの詳細は、installer(1M) のマニュアルページを参照してください。

  1. Sun Cluster HA for Oracle パッケージをインストールするクラスタノード上で、スーパーユーザーになります。

  2. (省略可能) Web Start プログラムをGUI で実行する場合は、DISPLAY 環境変数を設定しておく必要があります。

  3. Sun Java Enterprise System Accessory CD Volume 3 を CD-ROM ドライブに挿入します。

    ボリューム管理デーモンvold(1M) が実行され、CD-ROM デバイスを管理するように構成されている場合、CD-ROM は自動的に /cdrom/cdrom0 ディレクトリにマウントされます。

  4. CD-ROM の Sun Cluster HA for Oracle コンポーネントディレクトリに切り替えます。

    Sun Cluster HA for Oracle データサービス用の Web Start プログラムは、次のディレクトリにあります。


    # cd /cdrom/cdrom0/\
    components/SunCluster_HA_Oracle_3.1
    
  5. Web Start プログラムを起動します。


    # ./installer
    
  6. プロンプトに対して、インストールのタイプを選択します。

    • C ロケールだけをインストールする場合は、一般 (Typical) を選択します。

    • 他のロケールをインストールする場合は、カスタム (Custom) を選択します。

  7. 表示される手順に従って、ノードに Sun Cluster HA for Oracle パッケージをインストールします。

    インストールが完了すると、Web Start プログラムによってインストールの概要が作成されます。 この概要によって、インストール中に Web Start プログラムによって生成されたログを表示できます。 このログは、/var/sadm/install/logs ディレクトリに保管されます。

  8. Web Start プログラムを終了します。

  9. CD-ROM ドライブから Sun Java Enterprise System Accessory CD Volume 3 を取り出します。

    1. CD-ROM が使用されないように、CD-ROM 上にないディレクトリに切り替えます。

    2. CD-ROM を取り出します。


      # eject cdrom
      

次の作業

Sun Cluster HA for Oracle の登録と構成 を参照して Sun Cluster HA for Oracle を登録し、このデータサービス用にクラスタを構成します。