Sun Cluster Data Service for Siebel ガイド (Solaris OS 版)

Siebel サーバーと Siebel データベースのインストール

Siebel サーバーは、広域ファイルシステムまたは物理ホストのローカルディスクのどちらにでもインストールできます。 次のどちらか一方の手順で、Siebel サーバーをインストールして、Siebel サーバーと Siebel データベースを構成します。

広域ファイルシステムに Siebel サーバーと Siebel データベースをインストールする

次の手順で、広域ファイルシステムに Siebel サーバーをインストールして、Siebel サーバーと Siebel データベースを構成します。 物理ホストのローカルディスクに Siebel サーバーをインストールする場合は、物理ホストのローカルディスクに Siebel サーバーと Siebel データベースをインストールする を参照してください。

広域ファイルシステムに Siebel サーバーをインストールする場合は、クラスタの任意のノードから 1 回だけソフトウェアをインストールします。

  1. Siebel のインストールマニュアルと最新のリリースノートに記載されている手順で、Siebel サーバーをインストールします。

    Autostart 機能は使用しないでください。 プロンプトに対して、Autostart=No を指定します。

    ゲートウェイのホスト名を入力するように指示されたなら、Siebel ゲートウェイの論理ホスト名を入力します。

  2. siebenv.sh ファイルが server_root の下にあり、Siebel サーバーを起動するユーザーによって所有されていることを確認します。

  3. HA Oracle などのデータベースが Siebel に合わせて設定されていて、なおかつデータベースがオンラインになっていることを確認します。

  4. Siebel のマニュアルを参照し、Siebel データベースを構成して入力します。

    ODBC データソースを作成する場合 (dbsrvr_config.ksh スクリプトを使用)、名前を siebsrvr_ siebel_enterpriseにする必要があります。

  5. Sun Cluster HA for Siebel 障害モニター用の Siebel データベースに接続する権限を指定して、データベースユーザー (例 : dbuser/dbpassword) を作成します。

  6. Siebel サーバーを起動するユーザーとしてログインし、Siebel サーバーを手動で起動します。

  7. srvrmgr を実行し、HOST パラメータを Siebel サーバーに対応する論理ホスト名に変更します。


    # srvrmgr:hasiebel> change param Host=logical-hostname for server hasiebel
    

    注 –

    この変更は、Sun Cluster の制御下で Siebel サーバーが起動すると有効になります。


物理ホストのローカルディスクに Siebel サーバーと Siebel データベースをインストールする

次の手順で、物理ホストのローカルディスクに Siebel サーバーをインストールして、Siebel サーバーと Siebel データベースを構成します。 広域ファイルシステムに Siebel サーバーをインストールする場合は、 広域ファイルシステムに Siebel サーバーと Siebel データベースをインストールする を参照してください。

物理ホストのローカルディスクに Siebel サーバーをインストールする場合は、いずれか 1 つのクラスタノードにソフトウェアをインストールします。

  1. Siebel のインストールマニュアルと最新のリリースノートに記載されている手順で、Siebel サーバーをインストールします。

    Autostart 機能は使用しないでください。 プロンプトに対して、Autostart=No を指定します。

    ゲートウェイのホスト名を入力するように指示されたなら、Siebel ゲートウェイの論理ホスト名を入力します。

  2. siebenv.sh ファイルが server_root の下にあり、Siebel サーバーを起動するユーザーによって所有されていることを確認します。

  3. HA Oracle などのデータベースが Siebel に合わせて設定されていて、なおかつデータベースがオンラインになっていることを確認します。

  4. Siebel のマニュアルを参照し、Siebel データベースを構成して入力します。

    ODBC データソースを作成する場合 (dbsrvr_config.ksh スクリプトを使用)、名前を siebsrvr_ siebel_enterpriseにする必要があります。

  5. Sun Cluster HA for Siebel 障害モニター用の Siebel データベースに接続する権限を指定して、データベースユーザー (例 : dbuser/dbpassword) を作成します。

  6. Siebel サーバーを起動するユーザーとしてログインし、Siebel サーバーを手動で起動します。

  7. srvrmgr を実行し、HOST パラメータを Siebel サーバーに対応する論理ホスト名に変更します。


    srvrmgr:hasiebel> change param Host=logical-hostname for server hasiebel
    

    注 –

    この変更は、Sun Cluster の制御下で Siebel サーバーが起動すると有効になります。


  8. 残りのすべてのクラスタノードでインストールを複製します。


    # rdist -c server_root hostname:server_root
    
  9. Siebel ゲートウェイのファイルとディレクトリに関して、所有権とアクセス権がすべてのクラスノードで同じであることを確認します。