Sun Java System HADB データベースの作成

この節では、Sun Cluster 環境で最初の HADB データベースを構成および作成する手順について説明します。 データベースを作成する前に、次の制限事項を考慮します。

• データベースの作成時には、--hosts オプションを使用して、偶数の Sun Cluster ホストを指定しなければなりません。

• Sun Cluster プライベートインターコネクトホスト名を使用して、Sun Cluster ホストを指定しなければなりません。 プライベートインターコネクトホスト名は、たとえば clusternode1-priv のようになります。

• Sun Java System HADB ミラーノードは、別の Sun Cluster ノードに配置する必要があります。

• --inetd オプションは使用しないでください。

• すべての履歴ファイル、データおよびログデバイス、データベース構成ファイルは、ローカルファイルシステムになければなりません。

• 複数の Sun Cluster ノードが停止されると、データベース全体が停止されます。 リソースグループで停止しているノードは 1 つでなければなりません。または、scswitch -F -g コマンドですべてのノードを停止する必要があります。

• HADB リソースグループは、Resource Group Offload 機能と組み合わせて使用しないでください。

• HADB リソースグループは、HA Storage Plus と組み合わせて使用しないでください。

Sun Java System HADB データベースを作成する

次の手順の例を使用して、データベースの作成、起動、確認を行います。

1. データベースを作成します。 このコマンドは、自動的にデータベースを起動します。

   # hadbm create \ -H clusternode1-priv,clusternode2-priv,clusternode3-priv,clusternode4-priv, \ clusternode5-priv,clusternode6-priv --devicesize=2048 \ -a 4 --set ManagementProtocol=rsh --dbpassword=secret12 \ -s 2 hadb

   詳細は、『 Sun Java System Application Server 7 管理者ガイド』を参照してください。

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   注 –

   Sun Cluster プライベートインターコネクトホスト名を使用して、ホストを指定する必要があります。 これらのホスト名を検索するには、Sun Cluster の主ノードから scconf -p | less コマンドを実行します。

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   注 –

   推奨されている SSH セットアップを使用している場合は、ManagementProtocol プロパティを指定する必要はありません。

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2. データベースが動作していることを確認します。

   # hadbm status hadb --nodes

3. データベースを停止します。

   # hadbm stop hadb

4. セッションストアと JDBC 接続プールを作成します。 詳細は、『Sun Java System Application Server 7 管理者ガイド』を参照してください。