この手順は、SunPlex Manager GUI を使用しても実行できます。詳細については、SunPlex Manager のオンラインヘルプを参照してください。
定足数ディスクを削除すると、そのディスクは定足数確立の投票に参加できなくなります。2 ノードクラスタでは、定足数デバイスが少なくとも 1 つは構成されている必要があります。構成されているデバイスが、クラスタの最後の定足数デバイスの場合は、scconf(1M) は失敗してデバイスは構成から削除されません。
削除するデバイスが、クラスタの最後の定足数デバイスの場合は、「クラスタから最後の定足数デバイスを削除する」を参照してください。
クラスタ内にある任意のノード上でスーパーユーザーになります。
削除する定足数デバイスを判別します。
# scconf -pv | grep Quorum |
scsetup(1M) ユーティリティを実行します。
# scsetup |
メインメニューが表示されます。
1 (定足数) を選択して、定足数デバイスで作業します。
2 (定足数ディスクを削除) を選択して定足数デバイスを削除します。
削除プロセス中に表示される質問に答えます。
scsetup を終了します。
定足数デバイスが削除されたことを確認します。
# scstat -q |
次に、2 つ以上の定足数デバイスが構成されているクラスタから定足数デバイスを削除する例を示します。
任意のノード上でスーパーユーザーになり削除するノードを保守状態にする [削除する定足数デバイスを判別する:] # scconf -pv | grep "定足数" [scsetup ユーティリティを実行する:] # scsetup 「定足数」を選択し、次に「定足数ディスクを削除」を選択する. プロンプトが表示されたら「yes」と答える [sconf コマンドが正常に終了したことを確認:] scconf -r -q globaldev=d4 コマンドの実行が正常に終了したら scsetup を終了する scsetup 定足数メニューとメインメニューを終了する [定足数デバイスが削除されたことを確認する:] # scstat -q -- 定足数の要約 -- 可能な定足数投票数: 3 必要な定足数投票数: 2 現在の定足数投票数: 3 -- ノードによる定足数の投票数 -- ノード名 現在の数 可能な数 状態 ------------- -------- ------- ------ ノードの投票数: phys-schost-1 1 1 Online ノードの投票数: phys-schost-2 1 1 Online -- デバイスによる定足数の投票数 -- デバイス名 現在の数 可能な数 状態 ------------- -------- ------- ------ デバイスの投票数: /dev/did/rdsk/d3s2 1 1 Online |